「トップセミナー」と「県選出国会議員と町村長との懇談会」を開催

平成25年のスタートを飾る町村会の新春行事として「トップセミナー」と「県選出国会議員と町村長の懇談会」を1月11日(金)ホテル日航熊本で開催した。自分の選挙を翌週に控えた町村長も忙しい中出席するなど、ほとんどの町村長が出席。例年「県選出国会議員と町村長の懇談会」は新年の恒例行事として開催してきたが、今年からは「トップセミナー」も同時開催することになった。
 トップセミナーは、元外務審議官で日本総合研究所国際戦略研究所理事長の田中均氏を講師に迎え、「日本の戦略」と題して講演があった。田中氏は「外交は相手があり、双方がウィンウィンでなければ交渉は成立しない。どちらか一方が勝ちということはあり得ない。今ここにきて日中、日韓、日ロ間で領土をめぐる交渉が緊迫した状況を迎えている。また北朝鮮とは拉致問題、ミサイル発射問題を中心とする懸案事項がある。感情的になっては交渉が成り立たない。こういう時こそ冷静なトップの判断が求められるものだ。真の日本の外交力が試されるのはこれから」などと話しがあった。
 また、「県選出国会議員と町村長との懇談会」には県選出国会議員10人(衆議院8人、参議院2人)のうち本人が8人、2人が代理で出席となった。衆議院議員は昨年暮れの総選挙で当選を勝ち取った人たちばかりで、町村長からは今後の活躍を期待する声と地元の要望に対する支援を求める声が出された。中でも、道州制導入に対する動きに対しては全国町村会、県町村会としては反対である。道州制の先に見えるのは更なる合併である。道州制になった場合の基礎自治体の規模が20~30万人といわれる。平成の大合併の検証は、まだ出されていない。拙速な議論で結論を出さないよう慎重審議を要請した。

トップセミナーと懇談会の様子(写真をクリックすると大きな画面で見れます)

田中 均氏 「日本の戦略」と題して講演」

トップセミナーに引き続き「県選出国会議員と町村長との懇談会」を実施。県町村会長の荒木泰臣嘉島町長(写真左)の挨拶に続いて、出席国会議員を代表して総務副大臣兼内閣府副大臣の坂本哲志衆議院議員(写真右)にご挨拶頂いた。

【出席国会議員】
 木原稔衆議院議員   坂本哲志衆議院議員   園田博之衆議院議員
 江田康幸衆議院議員  松野頼久衆議院議員   林田彪衆議院議員
 松野信夫参議院議員  松村祥史参議院議員

(代理出席)
 野田毅衆議院議員   金子恭之衆議院議員

担当部署

 熊本県町村会
     総務課 TEL096-368-0011