第71回熊本県町村会定期総会を開催

 熊本県町村会は、3月23日(金)午後3時半から、熊本市のホテル日航熊本で第71回定期総会を開催した。
 総会には県内31町村の全町村長らが出席。竹﨑一成副会長(芦󠄀北町長)の開会宣言に続いて荒木泰臣会長(嘉島町長)があいさつ。「本格的復興への強い思いを胸に、定期総会を開催する」として「この2年、国、県の手厚いご支援もあって地震からの復旧作業はおおむね順調に進められてきたが、その一方で被災町村の財政は窮迫してきており、人手不足も慢性化している。急速に進む少子高齢化と人口減少、地方創生、TPP、地方の医師不足、さらには道州制も消え去ったわけではない。農業・農政も大転換を迎えている」と述べ、「こうした状況を緩和・打破するため、熊本の町村の声を政府や国会、県に届けていきたい」と話した。
 続いて、全国町村会自治功労者として公選3期の中逸博光長洲町長、藤本一臣氷川町長と公選6期の西川裕前津奈木町長(退職者表彰)へ表彰状を伝達。熊本県町村会表彰では、優良町村として和水町、南阿蘇村、山都町の3町村、自治功労者として中逸長洲町長、藤本氷川町長、勤続25年以上の一般職員131名を表彰。被表彰者を代表し中逸長洲町長が謝辞を述べた。
 この後、来賓の蒲島郁夫知事、坂田孝志県議会議長、中嶋憲正県市長会長、田上更生県町村議会議長会副会長(会長代理)がそれぞれ祝辞を述べた。
 引き続いて議事に移り、県町村会の会務報告を了承後、「熊本地震からの復旧・復興」など8つの県町村会提出議題、「道路網の整備促進」など19の各郡提出議題についてそれぞれ説明があり、各議題を原案通り決定した。最後に「熊本地震からの復旧・復興」「地方の安定的な財政運営」「持続可能な社会保障制度の確立」「道州制の導入反対」など6つの事項に関する決議を満場一致で採択して閉会した。


 開会宣言
(竹﨑副会長)
会長あいさつ
(荒木会長) 
被表彰者謝辞 
(中逸長洲町長)
 蒲島県知事 坂田県議会議長  中嶋県市長会長 
田上町村議会議長会副会長 決議
(田嶋苓北町長) 
 閉会宣言
(前田副会長)




  被表彰者名簿
  熊本県町村会提出議題
  決議



担当部署

 熊本県町村会 総務課
    TEL096-368-0011