第70回熊本県町村会定期総会を開催
熊本県町村会は3月24日午後3時半から、熊本市のANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイで第70回定期総会を開催した。
総会には県内31町村の全町村長らが出席。冒頭、昨年の熊本地震で亡くなられた方々へ黙とうを捧げた後、竹﨑一成副会長(芦北町長)が開会宣言を行った。続いて荒木泰臣会長(嘉島町長)があいさつ。「熊本地震からまもなく1年が経とうとしているが、国、県の手厚い支援もあって復旧復興が進められてきた。しかしながら、やらねばならないことは山積しており、一方で被災町村の財政は急迫、人手不足も慢性化している」と述べ、さらに「急速に進む少子高齢化と人口減少、町村財政を圧迫する医療保険や地方の医師不足、地方創生、TPP、さらには道州制も消え去ったわけではない」として、「町村長の役割を町村会として強くサポートしながら、熊本の町村の声を政府などに届けていきたい」と話した。
続いて、全国町村会自治功労者として公選3期の日置和彦西原村長、德田正臣相良村長へ表彰状を伝達。熊本県町村会表彰では、優良町村として玉東町、大津町、氷川町の3町、自治功労者として日置西原村長と公選7期の竹﨑芦北町長ら4氏、勤続25年以上の一般職員105名を表彰。被表彰者を代表して竹﨑芦北町長が謝辞を述べた。 この後、来賓の田嶋徹副知事(知事代理)、岩下栄一県議会議長、中嶋憲正県市長会副会長(会長代理)、松尾純久県町村議会議長会会長の4氏がそれぞれ祝辞を述べた。
引き続いて議事に移り、県町村会の会務報告を了承。任期満了に伴う役員改選では、荒木会長、竹﨑副会長、前田移津行副会長(玉東町長)の再任を決めた。また6つの県町村会提出議題、20の各郡提出議題についてそれぞれ説明があり、各議題を原案通り決定した。最後に地方の安定的な財政運営や社会保障制度の確立、道州制の導入反対など5つの事項に関する決議と、熊本地震からの迅速、確実な復旧復興がなされるよう支援等を訴えた特別決議を、それぞれ満場一致で採択して閉会した。
定期総会の様子(クリックすると大きな写真が開きます
担当部署
熊本県町村会 総務課
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