第68回熊本県町村会定期総会を開催
熊本県町村会は3月24日午後3時半から、熊本市の熊本ホテルキャッスルで第68回定期総会を開催した。
総会には県内31町村の全町村長らが出席(代理2人)。竹﨑一成副会長(芦北町長)の開会宣言の後、荒木泰臣会長(嘉島町長)が開会あいさつ。「アベノミクスの恩恵がなかなか届かない中、町村には『自治体消滅』などの自治体間格差、地域間格差の現実が突きつけられている。政府は『戦後以来の大改革』と銘打って様々な改革を急速に進めており、町村を取り巻く状況は激しく変化している。『地方創生』など自治体の個性を大事にしながら、この変化にどう対処していくか、これまで以上に的確な判断が町村長に求められている」として、一層重要になる町村長の役割を町村会として強くサポートし、町村の声を政府などに届けて行きたいと話した。
続いて、全国町村会自治功労者として公選3期の後藤三雄菊陽町長、内山慶治山江村長へ表彰状を伝達。熊本県町村会表彰の優良町村として美里町、御船町、錦町の3町、自治功労者として公選8期の荒木泰臣嘉島町長、同7期の田嶋章二苓北町長、同3期の後藤三雄菊陽町長、内山慶治山江村長の4氏と、勤続25年以上の優良町村職員115人の表彰があり、被表彰者を代表して田嶋苓北町長が謝辞を述べた。
この後、来賓の村田信一副知事、前川收県議会議長、髙嵜哲哉熊本県市長会副会長、松尾純久県町村議会議長会会長の4氏がそれぞれ祝辞を述べた。
引き続いて役員改選が行われ、評議員による指名推薦の結果、会長に荒木嘉島町長、副会長に竹﨑芦北町長をそれぞれ再任したほか、新しく副会長として前田移津行玉東町長を選出した。新役員の任期は平成27年4月1日から29年3月31日までの2年間。
議事では、町村会の来年度予算案などを了承。さらに6つの県町村会提出議題、20の各郡提出議題についてそれぞれ説明があり、一括審議で各議題を原案通り決定した。最後に「地方創生」への取り組みや社会保障制度の確立、道州制の導入反対など5つの事項に関する決議を満場一致で採択して閉会した。
定期総会の様子(クリックすると大きな写真が開きます)
担当部署
熊本県町村会 総務課
TEL096-368-0011