第63回熊本県町村会定期総会

熊本県町村会の第63回定期総会が、3月25日午後3時半から、熊本市の「熊本全日空ホテルニュースカイ」で開催された。総会には31町村のうち、30町村が出席した。

 竹﨑一成副会長(芦北町長)による開会宣言の後、荒木泰臣会長(嘉島町)があいさつ「町村を取り巻く環境が著しく変化し、厳しい財政運営を余儀なくされている。若い力を地方に留めておく施策の実現が重要である。町村長としては子どもからお年寄りまで、そこに住む人たちの幸せ、安心安全な暮らし、ひいては町村の発展を目指して頑張っていかなくてはならない。これからは一歩進んだ情報の時代だと思っている」などと述べた。
 全国町村会表彰状伝達(優良町村・自治功労者)、熊本県町村会表彰(優良町村・自治功労者)では荒木会長から表彰状と記念品が贈られた。被表彰者を代表して甲斐利幸・山都町長が「表彰いただき大変ありがたく思うと同時に、これは私たちにいただいた激励の言葉と思い、これからも地方自治に一生懸命邁進いたします」謝辞を述べた。
 来賓あいさつでは出席した兵谷熊本県副知事(知事代理)、小杉熊本県議会議長、幸山熊本県市長会会長、錦戸熊本県町村議会議長会会長が町村に寄せる期待などについて祝辞を述べた。
兵谷熊本県副知事

小杉熊本県議会議長

幸山熊本県市長会会長

錦戸熊本県町村議会
議長会長
 引き続き、議事に移り会務報告、空席の副会長の補欠選任があり、副会長に河津修司・南小国町長を選出した。
 このあと熊本県町村会、各郡町村会提出議題の審議に移り、町村会提出「町村財源の充実」「地域主権の実現」「子育て対策の充実」「医療保険制度の充実」「公共事業による地域インフラの速やかなる整備と雇用の確保」「農林業の振興と林業、漁業に対する戸別補償制度の導入」6議案、各郡提出の「猿害への対応」(宇城)「県道新山・原水線道路改良」(菊池)「JR豊肥線の活性化」(阿蘇)「九州横断自動車道延岡線の整備」(上益城)「農村農業基盤整備事業新規採択」(八代)「芦北地域振興」(芦北)
「球磨川における抜本的な治水対策」(球磨)「CО2の地中化」(天草)など15議案について審議、県や国に対して要望していくことになった。
 最後に「地方交付税の持つ財源調整機能・財源保障機能を堅持するとともに地方財政計画の中長期的方針を示す」など七つの決議を行った。

  

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