町村長と国会議員との意見交換会を開催

平成24年1月13日(金)に、熊本市内にて県内町村長と県関係国会議員との懇談会を開催いたしました。国会議員本人8名、代理1名、26町村の出席がありました。


 開会にあたり、県町村会を代表し、荒木泰臣会長(嘉島町長)より、「内閣改造が行われたが、社会保障と税の一体改革、TPPや普天間基地問題など色々な課題が山積している。政府の予算案が示されたが、税収不足は否めず、また、社会保障費が年々増えている現状だ。そのような状況だが、安全で安心できる地域、お年寄りから子どもまで賑わいのある地域を創っていくために、地方交付税の額の確保については配慮をお願いしたい。また、国の出先機関の廃止が議論されているが、我々町村長は議論の蚊帳の外である。我々としては、拙速な廃止については反対するということで意思統一を図っている。」と挨拶。

 続いて、与党を代表して、松野信夫参議院議員より「昨年は東日本大震災が発生し、現在復旧復興のため補正予算を組み、復興庁などの体制づくりを行っている。今回の震災では、地域、地域の絆、地域の経済を見直して復興していかなくてはならない。互いに助け合う東北人、日本人に対して、政治がそれに応えなければならない。補正予算については、熊本は九州で一番確保することができた。それは、与野党それぞれの国会議員の皆様のご協力があったからだ。社会保障と税の一体改革など課題が山積しているが、今年は衆議院の解散が有るかもしれないという緊張感の中で取り組んでいかねばならない。」と挨拶。

 引き続き、野党を代表し、野田毅衆議院議員から「昨年の東日本大震災では、我々が与党であればという思いもあったが、復旧復興に与野党協力して取り組んできた。当然、被災地には膨大が復旧復興予算が集中的に投じられることになるが、同時に九州などの他の地域にも目を配らなくてはいけない。また、地域主権改革の一つとして、国の出先機関を九州地方知事会の下に組み込むというような議論もあるが、災害発生時の本省との情報伝達や指揮系統に関して懸念がある。今年はいよいよ選挙の年を迎えるのではないかと思っている。与党は政権党としての責任を果たしていただきたい。また、野党も野党としての責任をしっかり果たしていく。」とあいさつ。

 その後、出席いただいた国会議員の紹介、そして、懇談に移り、町村長と忌憚の無い意見交換が行われました。
 


荒木泰臣会長

松野信夫参議院議員

野田毅衆議院議員

出席国会議員

  福嶋健一郎 衆議院議員     坂本哲志 衆議院議員
  園田博之 衆議院議員      江田康幸 衆議院議員
  中島隆利 衆議院議員      野田 毅 衆議院議員
  松野信夫 参議院議員      松村祥史 参議院議員

  代理出席  金子恭之 衆議院議員

担当部署

 熊本県町村会
総務課 TEL096-368-0011