町村長と国会議員の意見交換会を開催

熊本県町村会では、県関係国会議員(10名)と県内町村長(31町村)との懇談会を平成23年1月14日(金) に開催しました。当日は国会議員本人8名、代理1名の参加と、28町村の出席がありました。


荒木泰臣会長(嘉島町長)
 熊本県町村会長・荒木泰臣嘉島町長より、「国の来年度予算が92兆円と過去最大規模となるようであるが、地域の皆さんが安心して暮らしていけるように、必要な事業についてはしっかりと予算を付けていただきたい。特に、地方にとって公共事業は雇用経済の柱となっており、また、政権の目玉政策である一括交付金については一定額の確保をぜひお願いしたい。地域づくりに我々町村長は日々努力しているところでありますが、国会議員の先生方にもふるさと熊本のため、地方のために一肌も二肌もぬいでいただき、一緒に素晴らしい地域社会をつくっていきたい。」とあいさつ。

会長のあいさつに引き続き、参加いただいた国会議員を代表して与野党から福嶋健一郎衆議院議員と野田毅衆議院議員にあいさつをいただいた。


福嶋健一郎衆議院議員
 まずは、与党を代表して福嶋健一郎衆議院議員より、あいさついをただいた。
 「今国会を熟議の国会にしていきたい。
地方は都市部に比べて、少子高齢化がより深刻であり、基幹産業である農業への影響も問題だ。また、インフラの整備も遅れているのが現状だ。都市部選出の国会議員も多いなかで、地方の国会議員として、このような地方の実情、地方の声を国会に伝えていく。本日はこのような機会を設けていただき、町村長の皆様の声をお聞かせいただきたい。

 

 続いて、野党を代表して、野田毅衆議院議員よりあいさつをいただいた。


野田毅衆議院議員
 「折しも内閣改造があったが、状況はそう簡単ではないと考えている。今回の内閣改造が良いか悪いかといえば、その方向はやはり逆の方向に向かっている。本来であれば昨年のうちにしておくべきであり、これ以上の迷走は時間の空費と言わざるを得ない。町村長は住民の多様な要望に頭を悩ましている。これだけ借金が多い状況では、要望ばかりが多くては応えきれない。そのような声に引きずられる政治家も悪いが、選ぶ側も受益ばかりを求めて、負担を嫌がるのではなく意識を変える必要があるだろう。地方では、過疎化や市町村合併を経て、ふるさとを守っていこうという住民の意識も高まっている。そのような声にこたえるための政策を、しっかりと実現しなければならない。」

  

 懇談会参加国会議員

  福嶋健一郎衆議院議員、園田博之衆議院議員、金子恭之衆議院議員、

  野田毅衆議院議員、江田康幸衆議院議員、中島隆利衆議院議員、

  松野信夫参議院議員、松村祥史参議院議員

  代理出席 坂本哲志衆議院議員

担当部署

熊本県町村会
   総務課 TEL096-368-0011