熊本県市長会・町村会共催で恒例の副市町村長研修会を開催

 

熊本県町村会は、8月27日(月)午前10時半からホテル熊本テルサ(熊本市中央区水前寺公園)で、熊本県市長会との共催による「平成30年度副市町村長研修会」を開いた。県内の副市町村長(不在の市町村は総務課長ら)が一堂に会して研鑽する場を提供しようと、毎年8月に開いている。
 約40人が出席した研修会では、午前中、静岡大学名誉教授の小和田哲男氏が、「歴史に学ぶー戦国武将の先読みと決断ー」と題して講演。織田信長は家臣の出自にこだわらず実力主義で取り立てた。勝てないと判断した戦いはすぐに撤退して、再起を期した。秀吉は臨機応変、失敗を教訓にして次の戦いに生かした。家康は泰然自若、常に冷静に状況を読み行動。また、敗戦の際の自画像を残し、自らの戒めとした、など武将らの指揮官としての特徴について話した。
 午後の部では、明治大学教授で、全国町村会「農村価値創生と観光・交流」研究会で座長を務める小田切徳美氏が「地域創生の道ー田園回帰・関係人口・観光交流ー」と題して講演。都市部から農山村への移住が増え、「田園回帰」という地方創生にとっての追い風が吹き始めている。都市住民との交流と通じて、自らの地域のよさを発見、磨きあげることで関係人口を増やし、観光や産業開発をすることで活性化を図る方法を先進地の事例を挙げながら紹介した。


開会挨拶する荒木泰臣県町村会長(嘉島町長)

静岡大学名誉教授の小和田哲男氏

明治大学教授で、全国町村会「農村価値創生と観光・交流」 研究会座長の小田切徳美氏


担当部署

 熊本県町村会 総務課
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