熊本県町村会(会長・竹﨑一成芦北町長)は10月28日、台湾・台北市の総統府を訪れ、9月に発生した花蓮県洪水の災害見舞金300万円を贈りました。対応した蕭美琴副総統は「義援金は対日友好の象徴。熊本は今、日本の中で最も台湾と近しいパートナーです。さらに交流を深化させましょう」とお礼を述べられました。
県町村会の海外研修事業は6年ぶりで、訪台は13年ぶり。27~31日の日程で2班に分かれ、31町村長のうち29人が参加しました。
見舞金を手渡した竹﨑会長は「熊本地震では台湾の方々から手厚い支援をいただき、今回恩返しの気持ちを伝えられた。訪問を通して経済、文化、人的な交流を町村レベルでも深めていきたい」と話しました。
一行は訪問中、台湾積体電路製造(TSMC)の本社がある新竹サイエンスパークやTSMCミュージアムを視察。台北市進出口商業同業公会(IEAT)や台日商務交流協進会など経済界の幹部とも交流しました。
県町村会は、昨年4月の台湾東部沖地震を見舞うため同8月に訪台を計画していましたが、台風接近のため中止。義援金500万円を贈りました。義援金は2022年6月、ロシアの軍事侵攻によるウクライナの人道支援として東京の大使館を通じ贈っています。





