第78回熊本県町村会定期総会を開催

 熊本県町村会は3月26日(水)、熊本市のホテルキャッスルで第78回定期総会を開催しました。総会には県内31の町村長全員が出席。前田移津行副会長(玉東町長)の開会宣言に続いて、竹﨑一成会長(芦北町長)が「新年度予算で重点配分される『こども政策』『デジタル』『防災減災』など、いずれも地方が主役とならなければならない。地方なくして国の発展なし。住民に最も近いところで行政を預かる首長として国や県に声を上げていきたい」と挨拶を述べました。

開会宣言をする前田副会長
竹﨑会長あいさつ

 議事に先立つ表彰では、優良町村の美里町と相良村、自治功労者の竹﨑会長(公選9期)、前田副会長(公選7期)、上田泰弘・美里町長(公選4期)に賞状と記念品を贈り功績をたたえました。このほか、在職15年以上の藤崎正司・芦北町副町長や在職25年以上の一般職員ら100人を表彰しました。

自治功労者表彰を受ける上田町長

 続いて来賓の竹内信義副知事(知事代理)、髙野県議会議長、荒木義行県市長会長職務代理者(合志市)、上田孝県町村議会議長会長(美里町)が祝辞を述べられました。

竹内副知事
髙野県議会議長
荒木県市長会長職務代理者
上田県町村議会議長会長

 議事では、事業計画、予算、決算などの会務報告を一括承認。任期満了の竹﨑会長ら会長・副会長を再任しました。このあと、県町村会提出の「令和2年7月豪雨からの復旧・復興」「町村財政の充実強化」など6件、各町村会や各郡から提出の「国道の整備促進」「球磨川の抜本的な治水対策の促進」など18件の要望事項を原案通り承認。同時に採択した「デジタル化施策の積極的推進」「被災インフラの早期復旧や被災町村のまちづくり事業全般への支援」など8項目の決議を原案どおり採択しました。また、追加の「緊急自然災害防止対策事業の継続」を求める要望も承認しました。後日、要望や決議を県知事や県議会議長、県選出国会議員などに竹﨑会長らが要望活動を行う予定です。

 最後に草村大成副会長(高森町長)の宣言で閉会しました。このあと県幹部をまねき懇談しました。

決議朗読を行う藤本評議員
閉会宣言をする草村副会長