熊本県町村会は3月27日(水)、熊本市のホテル日航熊本で第77回定期総会を開催しました。総会には県内30の町村長が出席。前田移津行副会長(玉東町長)の開会宣言に続いて、竹﨑一成会長(芦北町長)が「住民に最も近いところで行政を預かる首長として、しっかりと国や県に支援を訴え続けていかなければならない」と挨拶を述べました。
表彰では、公選3期の髙橋周二・南小国町長、藤木正幸・御船町長、中嶽弘継・水上村長の3氏、退職した公選10期の荒木泰臣・前嘉島町長、公選8期の田嶋章二・前苓北町長、公選4期の奥名克美・前甲佐町長の3氏を全国町村会から表彰。熊本県町村会からは、優良町村の湯前町と五木村、自治功労者の森本完一・錦町長ら5町村長らに賞状を贈りました。このほか在職15年以上の師富省三・甲佐町副町長や25年以上の一般職員ら128人も表彰しました。
続いて来賓の蒲島郁夫知事、佐藤義興市長会会長(阿蘇市)、上田孝県町村議会議長会長(美里町)が祝辞を述べられました。
議事では、事業計画、予算、決算などの会務報告の後、県町村会提出の「令和2年7月豪雨からの復旧・復興」「町村財政の充実強化」など6件、各町村会や各郡からの「国道の整備促進」「球磨川の抜本的な治水対策の促進」など18件の要望事項を原案通り承認しました。同時に採択した「令和2年豪雨からの復旧・復興の加速」「デジタル化施策の積極的推進」「持続可能な社会保障制度の確立」など7項目の決議と合わせ、後日、要望や決議を県知事や県議会議長、県選出国会議員などに竹﨑会長らが要望活動を行う予定です。
最後に草村大成副会長(高森町長)の宣言で閉会しました。このあと県幹部や先の知事選で初当選した木村敬前副知事をまねき懇談しました。
総会に先立ち、県農林水産部から「農地法制の見直しに係る現況と今後の進め方」について説明もありました。